2010年4月1日木曜日

世界の中心で呟くこと。

世界の中心で呟くこと。
僕の呟きは、世界の人の目に触れる状態にある。

Twitterのようなソーシャル・ネットワーク・サービスを利用していると、何気なく呟いた言葉に、他のユーザから返事を貰うことがある。なぜ、こんなことが可能なのか?サービスどのように作られ、他のサービスとどのように連携しているのか、正しく理解できていれば、冒頭の一行は、何も驚きに値しない。

ネット上のすべての情報は、探そうとする意志さえあれば、いつでも、どこからでも、辿りつける状態にある。
2010年2月16日、Googleは、TwitterGoogle バズを利用して発信されている情報(呟きやバズ)に対するリアルタイム検索を発表している(「リアルタイム検索で今この瞬間を検索」)。
つまり、僕の呟きは、世界中の人の目に触れることができる状態にある。

Twitterサービスでは、アカウントとそれに連動したホームページのアドレス、URI(Universal Reference Indetifier)が重要な役割を果たしている。

例えば、僕のTwitterアカウントに対応したホームページは、以下のようになっている。
http://twitter.com/bugsworks
このURIは、インターネット上にひとつしか無い。

だから、このホームページの所有者(つまり、僕)が実在し、そのIDやパスワードが盗用されない限り、僕の呟きはすべて、ここから辿ることができる。そして、僕が間違いなくTwitterユーザであると「存在証明」できれば、僕が他のサービスを利用し始めた時、そのことをTwitter上で説明すれば、新しいサービスを利用している僕らしきユーザが僕らしい、という確からしさを与えてくれる。つまり、僕がTwitterユーザであると「存在証明」できるということは、「インターネット上にある僕に関わるすべてのモノの存在証明」ができる(かもしれない)ということ。

今後、このような「存在証明」は、とても重要になる。

ちなみに、Twitterの利用暦の長いユーザでも、自分の発信した情報を後から削除することで、情報を削除できると思っている人がいるかもしれない。しかし、情報を恣意的に削除したからと言って、自ら発信した情報のすべてが削除されるかと言えば、その保証はどこにもない。つまり、Googleをはじめとして、一度インターネット上に公開された情報のすべてが検索対象となることは、とても大きな利便性をもたらす一方で、大きな問題を引き起こす可能性がある(その原因となる「ネット・キャッシング」の問題については、機会があれば説明する)。

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