先ほど、記者見習いの須藤君が、帰って来て今日の学術会議の報告。それが、実にショッキング。まず、クライメート事件について。ICPP(気候変動に関する政府間パネル)から、漏洩した情報が、事実である、ということ。
「呟き」を噛み砕く。
この「呟き」の主要なキーワードを抽出してみる。
- 「記者見習いの須藤君」
- 「今日の学術会議」
- 「クライメート事件」
- 「ICPPIPCC(気候変動に関する政府間パネル)から、漏洩した情報が、事実である」
「記者見習いの須藤君」
岩上氏のお弟子さん?つまりは、ジャーナリスト?
「今日の学術会議」
「今日(2010年4月30日)」の「学術会議」と「検索」してみると、以下の「呟き」が近しいように思われる。
4月30日(金)午後に日本学術会議が公開シンポジウム「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)問題の検証と今後の科学の課題」を開催。15時から「IPCC 問題が問いかけるもの:科学的作業、情報・倫理、科学者の行動規範」 http://bit.ly/daIWsW #f_o_sこの「呟き」に「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)」というキーワードが含まれることから、どうやら日本学術会議が主催した「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)問題の検証と今後の化学の課題」と題された公開シンポジウムのことらしいと推定。
「クライメート事件」
「クライメート事件」については、いろいろな情報がインターネット上に存在するようだ。
Climatic Research Unitメールハッキング事件 - Wikipedia
このビデオは、2009年11月23日、米国Foxニュースが放送したものを、2009年11月26日に日本語字幕が添えられてアップされている。
是非、観て欲しい。
「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)から、漏洩した情報が、事実である」
まず、このシンポジウムが、
「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)問題の検証と今後の科学の課題」と題されていることから、日本の学術関係者たちがこの問題についてある認識する為に催されたと認識する。
僕は何から、それを学ぶのか?
僕自身は、岩上さんの呟きを見るまで、この問題について何も知らなかった。
僕の認識は、「地球温暖化」と言っても、科学的に評価できる統計値が限られていることから、どの時点、どの期間を基準として「温暖化」と呼ぶべきか、とても怪しいこと。それを踏まえて、「地球温暖化」という仮説がある、という認識だった。
また、温暖化の原因の全てがあたかも排出される二酸化炭素にある、とする議論そのものには興味がない。然し、副次的に、二酸化炭素削減の為に、緑化に努めようとする気運が高まることには好意的なので、「地球温暖化」の極論には反対でも、総論として得られる方向性に同意しているまでだ。
そこで、一般的な考えを探るのに、「気候変動」から連想して「地球温暖化」と「検索」し、次のページを読んでみる。
地球温暖化 -wikipediaこちらは、環境省サイトの次のホームページ。
地球温暖化の科学的知見
IPCC第4次評価報告書についてなるほど。環境省は、今日(2010年5月2日)時点でさえ、「IPCC問題」を認めることをしていない。
然し、どうも解せない。
環境省としては、見識者たちの考え、つまりは、日本学術会議が主催したシンポジウムの内容を踏まえて発表するというつもりなのか?
そもそも、「IPCC問題」は無かったものとして放置するには、時間が経ちすぎてはしないか?
岩上さんは、後に続く「呟き」でこのように述べている。
続き。このクライメート事件とは、「地球が温暖化している証拠などないのに、政治的な思惑によって、温暖化が進んでいる、という宣伝が行われている」という内部情報が洩れた事件。これは、欧米では大変なスキャンダルとして扱われたが、日本ではメディアが積極的にとりあげようとはしなかった。確かに、日本のメディアが取り上げなかった。
こうした状況を踏まえると、2009年12月09日 12時00分更新の池田信夫氏の投稿。
「クライメートゲート」事件が壊すマスメディアの情報独占これは、いけてる。
図は、Wikimedia Commonsより
この他にも、データをグラフにするとき気温を高く見せるスクリプトが発見されている。またIPCCの結論と異なる論文を発表した学術誌“Climate Research”から査読委員を引き上げる話が出ている。IPCCの研究者はよく「懐疑派の研究は学術誌には出ていない」とその信用性を否定するが、このように組織的に懐疑派の論文を排除する工作が行なわれていたわけである。見事に、「IPCC問題」を暴く証拠を挙げている。
フィンランド教育に学ぶメディア・リテラシー
「フィンランド教育に学ぶメディア・リテラシー」のなかで紹介した2つの算数の
問題。
5+6=?
?+?=11「IPCC問題」が起きた原因は、「地球温暖化」に関わる問題が、前者のような問題として扱われることを意図した為ではないだろうか?と思う。
だからこそ、僕は、岩上さんの「呟き」に始まる一連の問題を、後者のような問題として考えたい。
つまり、受け取った問題の答えとなるような要素の組み合わせについて、あれこれと考えを巡らせてみたいと思う。
- なぜ、環境省は、「IPCC問題」を公式に認めないのか?
- なぜ、マスメディアは、一連の問題を報道しないのか?
- なぜ、これだけの時間が経過しているのか?
- なぜ、国際的な日本企業は沈黙したままなのか?
- なぜ、データのグラフ化に不正が行われる必要があったのか?
- なぜ、こうした問題が、今頃になってシンポジウムが開かれたのか?
- 等々
ソーシャル・ジャーナリズムの世界では、情報を受け取って、それが自分にとって有益であるかどうかを判断するのは、自分自身だ。
その事を伝えたくて、敢えて、このようにまとめてみた。
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