「Schmidt On Google TV Network Backlash: We’re Taking Dumb TV And Making It Smart」
短い記事だったので、ポイントになるところを僕なりに翻訳してみる。
「ただ映像を流し続けるだけの地上波テレビ放送が、インターネットの双方向によって賢くしようとしていますよね?(“you’re taking a dumb television and making it smart”)」
と質問されて、
「ええ。僕たちは確信犯です。(“Yes, we’re guilty of that,”)」
「大手の米国テレビネットワークは、自分たちのビジネスモデルを変えないと、膨大な広告収入が無くなるのではないか?と気になっています。("the networks seem to be concerned that the enormous revenue streams targeted at these dumb televisions will go away if they change the model.")」
「インターネットを使って議論されるようになると、視聴者は、もっとテレビを見るようになるでしょう("people will watch even more television if it’s augmented with the Internet.")」
「出版社(コンテンツ制作会社)は、時勢にあったドラマを付け加えるような良い仕事を行ってきています。そして、グーグルやテレビネットワークは、より短いつながりで全体をスムースに(繋げようと)しています。("the press has done a good job of adding drama to the situation, but he believes that Google and the networks will smooth all this over in relatively short order.")」
「(Google TVがもたらす)世界観は、僕たちが、地上波テレビが流す番組と出版社が作り出すドラマのようなデータの所在を明らかにしようとすることで確約されるのです。(“The ones that have reservations we’re trying to address that with data,”)」といった感じですね。
日本の地上波テレビが、まだ面白いと感じている人がどれだけいるかはさておき、こうした技術革新の波が、遅かれ早かれ、日本の地上波テレビの世界にも影響を与えることと思う。もっとも、その際、そこに関わっている人たちが、これまでのように高収入でいられるか?は、別問題になる。
つまり、ここに情報がありますよ!と、宣言できることがマスメディアの特権だったことが失われる日は近づいている、ということ。
「尖閣諸島のビデオ流出事件」によって明らかになったことを考えてみるといい。
僕たちは、撮影された素材のすべてが国民に開示されないと大騒ぎしているマスメディアが正しいような議論につきあっている。でも、マスメディアは、実際に撮影した素材のすべてを開示したことはない。
ネットワーク上に全ての情報が開示されるようになる未来、膨大な情報の中の、この部分が問題の箇所ですと教えてくれるような情報の在処を明らかにすること。これが、Google社の考えているサービスの実体ではないだろうか?
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